1,骨採取のため(中空ドリルによる骨尖を採取)
多くの臨床で骨があと少しあれば、という状況があります。その際に採取部位と移植部位が同部位であれば患者の負担も少なく、削去する骨があるのであればそれを応用することは有意義であると考えております。実際には8㎜とか10㎜のインプラントを応用する場合でもこのフライスドリルを利用すれば(既存骨の有無もありますが)最大で16㎜分の骨採取ができます。これはインプラント頚部の骨露出を補うには十分な量になります。
2,骨質の均一で無い場合やナイフエッジの際の形成(ぶれにくい)
通常の骨形成バーにおいて骨質の不均一な場合やナイフエッジではドリルが柔らかい方向またはエッジから外れる方向に流される傾向があります。それはドリルを太いものに交換した場合にさらに増強され流される傾向にあります。トレフィンバー(フライスドリル)は単一指向性が強いため,骨の状況に影響を受けること無く形成が可能です。ただし方向性を誤ると方向の修正が難しくなるので要注意です。
ストローマンのフライスドリルは通常のトレフィンバーに比べ,肉厚で折れることがない(今までに術中破折の経験はありません。通常のトレフィンバーは方向性を途中で誤ると、また無理な力を加えると形成時に破折することがあります。)
3,ドリルのぶれが少なく形成によるぶれが少ない。
このことはインプラントの初期固定にも有利に働きます。
4,ドリリングの際の位置決めにイメージを出しやすい
4.1㎜のインプラントの最終形成ドリル3.5㎜と直径が同じため、骨面にドリルをあてがうことで骨幅やインプラント間距離をそのまま把握できる
5,ガイドサージェリーに有効(ぶれないためガイドを揺さぶることが少ない)
ガイデッドサージェリーのスタートのドリルになる。ツイストドリルは骨形態や骨質によって流される傾向が強いが、フライスドリルは単一の指向性があるのでその影響を受けにくく。ガイドを揺さぶる可能性が少ない。エンドミルカッタードリルの代わりに使用する
6.使用するドリルが少なくなるので術式をシンプルにすることができる。
このことは手術時間の短縮にも繋がる